子どもが言うことを聞いてくれない!そんなことが続くと、イライラしてストレスも溜まってしまいますよね。そんな新米ママさんたちの疑問を解決します。
叱ると怒るの違いってなに?
『子どもを叱る』というのは、なぜそれがいけないのかを分かってもらおうと声掛けをすること。『子どもを怒る』というのは、大人の怒りの感情をぶつけること。
叱るときのポイント
叱るときのポイントとして、非難・否定・脅しは絶対にしてはいけません。
「どうしてそんなことをするの?」「なんでこんなことが出来ないの?」といった非難や否定がプラスに働くことはなく、自己否定の気持ちを植え付けるだけになってしまいます。
また、「グズグズしてると置いてくよ」「だったらおやつはなしだよ」といった脅しの言葉ももちろん厳禁で圧力による押しつけは、自尊感情の育ちを阻害します。
気持ちに寄り添う
子どもの困った行動には「本当は何がしたかったの?」と、行動の理由を尋ねたり、どうしてそのような行動を起こしたのかを推測して「はやく〇〇したかったのかな?」などと子どもの思いを言葉にして気持ちに寄り添うことが大切です。
保育士が実践している子どもを傷つけない叱り方とは?
『〇〇ちゃんも遊びたかったんだね。でも、△△ちゃんは遊んでいた玩具を取られて悲しいって。今度からは貸してって言おうね。』などと、〇〇ちゃんを傷つけないように優しく、△△ちゃんの悲しかった気持ちも伝えます。そして、日常的に保育士が心掛けていることを保護者の方に伝えています。
「玩具の取り合いになりましたが『〇〇ちゃんも遊びたかったんだね。でも、△△ちゃんは遊んでいた玩具を取られて悲しいって。今度からは貸してって言おうね。』と説明したら、うなづいてくれました。」など具体的な事例を連絡帳や降園の際に知らせています。
乳児さんを叱るときには、なぜそれがいけないことなのかまだ分からない年齢なのでなぜいけないのかの理由を伝えて叱っています。
幼児さんは、なぜいけないのか少しずつ分かってくる年齢になってくるのでどうしていけなかったのかを子どもに聞いてみるのも一つの手だと思います。
保育士は子供にどんなしかり方をしてるの?新米ママが見習いたい叱ると怒るの違いとは?まとめ
いかがでしたでしょうか?まずはお母さん自信が『叱る』と『怒る』の違いをきちんと理解し、把握しておくことが重要です。
子どもを育てていく中で叱ることは大事なことですが、自分の勝手な怒りの感情を子どもにぶつけるのは絶対にしてはいけません。叱る際は、なぜいけないのかの理由を伝えましょう。
例えば、公共の場で子どもが騒いでしまったときは「静かにしようね」だけではなく「病気の人や具合の悪い人もいるかもしれないよ」や危ないことをしたときも「危ないからダメ!」ではなく「転んで怪我して痛くなっちゃうよ」と理由を短くはっきり伝えて、「片付けてくれないとママ困っちゃうな」など叱る大人がどう思っているかを話すのもいいと思います。
また、叱ってばかりいても良くなく、『褒める』ことも大切です。褒めることは自己肯定感を育むことになりますが、「すごーい」「やったね」「上手」など結果だけを見て褒めても効果はありません。
結果に対して画一的な言葉で褒めるのではなく「前は登れなかったけど登れるようになったね」などプロセスを言葉にし、成長した姿を褒めるようにしましょう。
心に響く褒め方をすると子どもは認めてもらえたという喜びを感じ、意欲と自信が生まれるので子どもと共に喜び合うことが必要になります。
また、「クラスで一番」「とっても上手」などの能力評価や「かわいい!」「かっこいい!」など画一的な言葉も避け、思ってもいないことを口先で褒めることも子どもの心には響きません。
褒める際は、その子らしさを見つけ、プロセスを重視してどこがよかったのかを具体的に褒めてあげましょう。
「フォークで上手に食べられるようになったね」「にんじんが食べられるようになったんだね」と、その子の成長を喜ぶ褒め方をし、子ども自身が嬉しいと思ったことを認められると自尊感情も高まります。
ぜひ参考にし、正しい叱り方・褒め方をして子育てをしていってください。
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