子供の成長にとって欠かせない睡眠。最近は、夜更かしをする子供や睡眠不足の子供が増えているようです。保育園での講習会に参加し、学んできたことをいくつかの項目ごとにまとめてみます。
乳幼児期の睡眠不足の影響
・指差しや喃語が少ない
・情緒不安定になる
・多動などの精神の症状が出てくる
・5歳で三角形がかけなくなる
・小学校4年生でも夜型、肥満になる
・ボーッとしていて表情が硬い
・午前中活発に活動出来ない
寝る子は育つと言われるように、睡眠は子供の成長にとってとても欠かせないものです。乳幼児期の睡眠不足は心と体に多大な影響を与えます。遺伝などの体質もありますが、十分な睡眠がとれていないと体や脳の機能が低下します。
・幼稚園や保育園などで朝からボーッとする
・イライラしている
・ぐずる
など気になる様子の子供がいるようです。お子さんの様子で気になる行動があったり、園の先生方から言われる事があったら睡眠は足りているかな?と、生活リズムを見直してみるのも大切ですね。
睡眠不足による症状
・朝、園や学校に行きたくない
・朝からだるい、疲れる
・朝ごはんを食べれない
・便秘になる
・イライラしてキレやすい
・集中力がない(勉強に集中できない)
・怪我をしやすい
・気分が落ち込み鬱っぽくなる
・体温の異常
・免疫が異常を起こし体調を崩しやすい
睡眠不足は脳の機能も体の機能も意欲も低下し、知的面や感情面にも影響を及ぼします。また、小児期に活動量が少ないと、慢性的な疲労症候群になる危険性が高まるとも言われています。
睡眠不足になると肥満になったり体調を崩しやすくなったりと、体にはいい影響を与えません。そして、脳の働きや心の穏やかさが低下し、イライラが増し人とのトラブルも増えてきます。
早寝早起きをし、朝は太陽の光を浴び、夜には光(テレビやスマホなど)を浴びない事が大切です。
早く寝るコツ
・早く寝て早く起きるのではなく、早く起きて早く寝れるよう促す
・お昼寝は午後3時半ごろまでにする
・寝かせる時間を決める
・寝るまでのルーチンワークと入眠儀式を決める
・乳幼児は寝かせる事を優先する
まずは早く寝かせる事よりも毎朝早く起こす事から始め、早く起こす事で必然的に夜早く眠たくなるようなリズムをつける。そのためにも、お昼寝の時間は夕方までにならないように気をつけたいですね。
そして寝かせる時間を決め、寝るまでのルーチンワークを決める。入浴後は歯磨きをして寝室に入り入眠儀式に決めた事(読書やお話など)を行い、子供に寝る時間を意識させると良いと思います。
最後は乳幼児は寝かせる事を優先する。です。乳幼児は添い寝をされてる方も多いと思いますが、ついついお母さんも一緒に寝ちゃうんですよね。
なので、家事を済ませてから寝よう!と、ママ中心にしてしまい、子供の睡眠時間を削ってしまっている方・・・多いんではないですか?
まずは乳幼児を寝かしつけましょう。もう腹をくくって、寝てしまったら自己嫌悪になりながら夜な夜な残りの家事を済ませましょう。長い人生でほんの数年の辛抱です。可能ならば旦那さんにも協力を煽りましょう。
年齢別にみた睡眠時間の目安
・0~3か月 14~17時間
・4~11か月 12~15時間
・1~3歳 12~14時間
・4~6歳 10~13時間
・7~12歳 10~11時間
・13~18歳 8~10時間
おおよその目安です。日本人は外国に比べ睡眠時間がかなり短いようです。もしも全然足りてないな。と思う方は、なるべく目安の時間に近づけるよう生活リズムを見直してみるのも大切ですね。
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